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鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大准教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部准教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

バイデン政権誕生ならいよいよ不透明感が増す「球団経営」

公開日: 更新日:

 もし、バイデンが政権を獲得すれば、保守的な言動が目立つバイデンが若者受けを狙ってサンダースとの協力関係を強調する場面が増えるだろう。その時、サンダースが大企業への規制の一環として球界に情報開示の徹底や経営の透明化を求めたり、さらには球界の経営の根幹ともいえる独占禁止法の適用除外の取り消しを進言すればどうなるか。

 人気取りのためにバイデンがサンダースの提案に理解を示すそぶりを見せるだけで、球界には経営面での先行きの不透明感が増すことになる。その意味でも、少なくとも経営者たちにとってバイデン政権の発足は避けたい選択肢となるのである。

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