巨人坂本の今季懸念は東京五輪後 “宴の後”打率急落データ
「勇人は若い頃、メジャー挑戦を夢見ていたことがある。いつしか夢を封印し、巨人、日本球界を代表する選手に成長すると、世界と戦うWBCでの日本代表入りが新たなモチベーションになっていった。だから、それまで不振でも、実質的な選考シーズンとなるWBC前年になると力を発揮する。そして、本番にも強い。侍ジャパンの稲葉監督の構想では、坂本の遊撃だけは決まっているともっぱら。『主将級』の働きも期待されている。それだけ信頼は厚いのです」(チーム関係者)
ただし、問題もある。WBC直後の17年も打率は.291。前年より打率を「5分」近くも落としている。18年は再び同.345に引き上げただけに、「宴の後」の落ちっぷりが際立っている。
大舞台に強い「お祭り男」。13年からの低迷、前回17年WBC後の不振が“燃え尽き症候群”なら、8月の「宴の後」が懸念材料かもしれない。