巨人坂本の今季懸念は東京五輪後 “宴の後”打率急落データ
巨人坂本勇人(32)が15日、国内の自主トレ先からリモートで取材に応じた。
昨年同様、自身の後継者候補でもある高卒4年目を迎える湯浅、同3年目の増田陸らを同伴。主将になって7年目でもあり、「僕が経験してやってきたことを技術的に伝えてあげたい」と自覚は十分だ。
今夏には延期された東京五輪が控える。坂本は「野球人生の中で目標のひとつ。そこに選ばれるために、しっかり結果を出すしかない。そのためにムチを打って頑張っている」と腕をまくった。
実際、侍ジャパンへの思いは強い。
2013年の第3回WBC前年の12年には打率.311をマーク。173安打で最多安打のタイトルを獲得した。10年は打率.281、11年は同.262だったが、急に跳ね上がり、狙い通りに代表入りを果たした。
しかし、WBCが終了した13年シーズンから同.265、14年同.279、15年同.269と低迷期に突入。「このままじゃ終わってしまう」と16年にスイングの軌道をアッパー気味に変えるなど、打撃を改造し、同.344で首位打者を獲得した。翌17年の第4回WBCに出場すると、本大会でも打率4割超えと活躍した。