巨人吉川“一難去ってまた一難”…高卒ドラ3中山が“刺客”に
吉川のレギュラー取りに条件をつける一方で、原監督はドラフト3位・中山礼都(18=中京大中京)を「(坂本)勇人に匹敵するぐらい、いいものを持っている。近々未来、かなり早い時期に一軍レベルになる可能性がある」と絶賛した。中山は中京大中京で1年秋に二塁、2年春から遊撃のレギュラー。走攻守の三拍子揃った内野手で、32歳・坂本の後釜候補として期待がかかる。さる球界関係者がこう言った。
「まだ先になりそうな遊撃・坂本の後釜より、二塁・吉川がもともと悪い腰をまた痛めたり、故障して離脱した時、もしくは打撃面で監督が指摘したOPSが上がらない時を見計らって、吉川への刺客として一軍に送り込まれるのではないか。巨人は昨季FAで同じ二塁手のヤクルト山田取りを狙ったが、最終的に見送った。吉川にしたら心中穏やかでなかったはずだが、一難去ってまた一難ということです」
そういえば、原監督は坂本の時も、高卒1年目の7月に一軍戦に呼んで初出場させ、2年目には二塁の開幕スタメンの座を与えている。“実績”はあるだけに、たとえS班でも吉川はノンビリ調整できる立場ではなさそうである。