巨人吉川“一難去ってまた一難”…高卒ドラ3中山が“刺客”に
「レギュラーはシーズンに入ったら競わずに、まあまあの形で陣容が組めたら」
巨人・原辰徳監督(62)はメンバーを固定して戦うことを希望している。実際、今季のレギュラー陣はおおむね固まっている。遊撃・坂本、三塁・岡本、中堅・丸、右翼・梶谷は決定的。新外国人のスモーク、テームズが期待通りに一塁、左翼に入ってくれれば、残るポジションは捕手と二塁のみである。
長年固定できなかった二塁は昨季、2016年ドラフト1位の吉川尚輝(25)が離脱することなく一軍に帯同。112試合に出場し、打率.274の成績を残した。それでも原監督は「昨年、ややきっかけを掴んだ吉川尚輝は規定打席に達した。彼が今年、本当のレギュラーになるには、OPSをかなり上げる必要がある」と注文。キャンプでは独自調整が許されるS班スタートとなったが、レギュラーとして認められたわけではなかった。
OPSとは打者の「長打率+出塁率」を指す。昨季の巨人ではトップの丸が.928、岡本が.907、坂本が.879で続き、吉川は4番目で.734となっている。