北京五輪“ぶっつけ本番”まで1年 コロナで氷以上に雪が不利

公開日: 更新日:

 2022年北京冬季五輪は4日で開幕1年前を迎えた。

 北京大会組織委員会は、すでに大半の競技施設が完成したと発表。1月中旬に現地を視察した習近平国家主席は、コロナ感染拡大を抑える施設整備を指示するなど、史上初の夏、冬開催実現に向けて準備に抜かりないが、長引くコロナ禍はアスリートに深刻な影響を及ぼしている。通常、五輪のプレシーズンに行われるテストイベントが相次いで中止に追い込まれているのだ。

 テストイベントは、五輪の競技施設を使用し、組織委員会による運営のリハーサル、アスリートにとっては本番会場での予行演習を目的に行われる。各競技の国際団体担当者による施設の確認作業も行われるが、中国政府による入国制限もあって競技団体の現地視察も中断したままだ。このままではアスリート、組織委ともぶっつけ本番での開催を強いられる。

 最も割を食うのはスキー競技だ。室内のリンクを使用するスケート競技(氷種目)は気象条件に左右されないものの、スキー、スノーボード(雪種目)は雪質、風向きなどが結果を左右するだけに影響は避けられそうにない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」