マー君初登板で3失点「カギは速球」ギャオス内藤氏が分析
「収穫しかないです」
楽天の田中将大(32)は20日に日本ハムとの練習試合で実戦初登板を果たし、こう手応えを口にした。
2666日ぶりに日本のマウンドに立った田中は初回、中田に3ランを喫するなど4連打を浴びたが、2イニング目は打者3人で打ち取った。カットボールとツーシームを封印し、速球、スライダー、スプリットに絞った投球で、最速148キロをマーク。2回3失点だった。
メジャーと比べて比較的軟らかい日本のマウンドにまだ慣れていないこともあってか、田中の武器である制球が微妙に乱れる場面もあった。本人も次回登板に向けて、制球を課題に挙げた。
今回の登板を受け、他球団のスコアラーや評論家諸氏からはフォームのバランスの良さや、通常時とセット時で球速が変わらないなど、投球技術の高さを指摘する声があった。
■「選球眼」と「カット」
その一方で評論家のギャオス内藤氏は、「まだ1試合で短いイニングしか投げていないですが……」と前置きしつつ、こう課題を挙げた。