広島リーグV奪回へ!「打倒巨人」W刺客復活と新人大当たり
広島の野村祐輔(31)が11日、教育リーグ・中日戦で5回3安打無失点と好投。佐々岡監督が視察に訪れる中、開幕ローテ入りをアピールした。
昨年10月に「右鎖骨下静脈血栓症除去術」を受けたため、キャンプはプロ10年目で初の二軍スタートとなったが、開幕に間に合わせてきた。昨年9月に右肘を手術したエースの大瀬良大地(29)も順調に回復。佐々岡監督に3年連続の開幕投手に指名されている。広島OBで投手コーチや編成部長などを歴任した川端順氏がこう言う。
「3年ぶりのリーグ優勝奪回のためには、大瀬良と野村の復活が必要不可欠。とはいえ、2人とも手術明けで負担は最小限にしたい。その点で大きいのは、新人3投手が勝ちパターンのリリーフ陣として使えるメドが立ったことです」
■新人3投手大当たりの相乗効果
ドラフト1位・栗林は対外試合の連続無失点を5試合に伸ばし、安打を1本も許していない。同2位の左腕・森浦も練習試合、オープン戦で5試合連続無失点。同3位・大道もオープン戦無失点でフル回転を誓う。川端氏が続ける。