井岡一翔の大麻疑惑で日本ボクシング界はイメージ悪化必至
一方、JBC(日本ボクシングコミッション)も同日、「倫理委員会の調査、審議に影響するため、これ以上の発表は打ち切る」と表明。なにせ、保管していたB検体をすべて警察に渡して手元に残っていないというのだから、こちらも落ち度があったといわれても仕方がない。
「この件はJBC内の権力闘争が裏にあるともいわれている。くだんの防衛戦の責任者だった安河内事務局長は今のJBC上層部と長年にわたって関係が良くない。その上、安河内事務局長は、かねて井岡のボクサーとしての能力を高く買っている。一方でJBCは、タトゥー問題もあった井岡を以前から煙たがってもいましたからね」とは、内部事情に詳しいあるジム関係者だ。
近年は、一部関係者が反社会的勢力との関係を取り沙汰されたり、悪いイメージもあったボクシング界。それも、昨年ラスベガスで白星デビューを果たした井上尚弥の大活躍もあり、新たなファンを獲得し、再び注目を集めだした。今回の醜聞は大きな痛手だ。