ロッテ佐々木朗希 160km捨て“腹八分目”投球がプラスのワケ

公開日: 更新日:

 16日の西武戦で一軍デビューする佐々木朗希(19)の最大の売りといえば、右腕から繰り出す剛速球。大船渡高(岩手)時代には163キロをマークしてスカウトの度肝を抜いたが、ここまで二軍戦での球速は150キロ台中盤だった。

 投げようと思えば160キロ超の速球を投げられるものの、佐々木の上半身はそこまでの球速に耐えられるほど鍛えられていない。したがって本人は肩肘に過剰な負荷がかからないよう、あえて6~8割程度の力の入れ具合で投げている。つまり160キロの剛速球は捨てざるを得ないのだが、これが本人にとってプラスに作用しているという指摘がある。

「制球ですよ」と、ロッテOBがこう続ける。

「佐々木は速球派の割にコントロールも悪くない。160キロを超す速球を投げていた高校時代も、ボールはそれほどとっ散らかってませんでしたから。けれども球速を150キロ台に抑えることで、これまで以上にコントロールが安定した。プロには8割の力で投げることすらできない投手がいる中で、球速を抑えて制球が安定したのは大きなプラス材料。打者を抑えるのに必ずしも160キロは必要ありませんから」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    カブス鈴木誠也が電撃移籍秒読みか…《条件付きで了承するのでは》と関係者

  4. 4

    優勝の祝儀で5000万円も タニマチに頼る“ごっつぁん体質”

  5. 5

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  1. 6

    広末涼子“密着番組”を放送したフジテレビの間の悪さ…《怖いものなし》の制作姿勢に厳しい声 

  2. 7

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」

  3. 8

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  4. 9

    広末涼子とNHK朝ドラの奇妙な符合…高知がテーマ「あんぱん」「らんまん」放送中に騒動勃発の間の悪さ

  5. 10

    元フジ中野美奈子アナがテレビ出演で話題…"中居熱愛"イメージ払拭と政界進出の可能性