ロッテ佐々木の一軍初登板は5回4失点 露呈した数々の課題

公開日: 更新日:

「今季は一度も登板回避をすることなく、スケジュール通りにここまで来ている。昨年とは違い、あそこが痛い、ここが痛いと口にすることもなくなったようです。今は元のフォームに戻したものの、オフにオリックス山本由伸の投球フォームを模索したのも故障防止が目的だった。ただ、体の強さや体力面に関しては、プロ入りしてからの上積みはまだ小さいようです。ここまで予定通り投げられているのは、一定の間隔で投げ続けることで『慣れ』ができ、体に負担がかからない力の入れ具合などがわかってきたからでしょう。この先、ギアを上げた投球をするためには、筋量を増やすなどして体を強化し、体力をつけないといけないようです」

 現に佐々木は、一昨年4月のU18代表合宿、昨年のシート打撃と、160キロ以上の球を投げた後は、腕などに強い張りが出て、1カ月間ほど投げることができなかった。

 さらに井口監督は試合後、走者を出してからのクイックを課題に挙げた。この日は、リーグトップの盗塁数を誇る西武相手とはいえ、若林、金子、源田に計5盗塁を決められた。

 いったん登録抹消される「令和の怪物」が真価を発揮するには、もうしばらく時間がかかりそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」