ロッテ佐々木の一軍初登板は5回4失点 露呈した数々の課題
ほろ苦いデビュー戦となった。
16日、ロッテ2年目の佐々木朗希(19)が西武戦で一軍初登板初先発。5回4失点で勝ち投手の権利を得た上で降板したが、後続の投手が打たれ、初勝利とはならなかった。
最速163キロのストレートは平均150キロ台前半。二軍戦で5試合投げた時と同様、やや力をセーブしながら、持ち前の制球力で内外角へと投げ分けた。
その一方で、テレビ解説をしていたロッテOBの里崎智也氏が「もうちょっと変化球でカウント取れれば、楽になってくると思う」と指摘していたように、特にフォークの制球に安定感を欠いた。
佐々木はスライダー、フォーク、チェンジアップなど複数の変化球を持っているが、今季はスライダーとフォークのみに限定している。この日のフォークは、ストライクゾーンからボールゾーンへと鋭く落ちる球も中にはあったものの、高めに浮いたり引っかけたりするシーンが目立ち、これが失点の呼び水となった。
「プロ入り前からの課題である体力面も、発展途上です」とは、ロッテOB。