FW浅野拓磨にかかる指揮官の期待 森保Jで唯一の“無所属”
JFA(日本サッカー協会)が、20日に発表した「28日のW杯アジア2次予選ミャンマー戦のA代表」「ミャンマー戦以外の代表戦のA代表」「東京五輪代表」の各メンバーの中で異彩を放っているのが、両A代表に招集されたFW浅野拓磨(26)だ。
所属先が「空欄」となっていたからである。
セルビア1部の強豪パルチザンでプレーしていた浅野は先日、給与未払いを理由に電撃的にパルチザンとの契約を解除すると発表。クラブは「契約条項違反。FIFAに提訴する」と徹底抗戦の構え。JFA技術委員会の反町委員長は「あくまでクラブマターの話。代表に不可欠な選手」と話すが、「無所属のA代表招集」は前代未聞だ。
「かつてのFIFAの規定に『無所属選手は代表チームの一員として活動できない』とある。ハリルホジッチ元監督が2015年8月の代表メンバー発表の際、無所属だったGK川島を選外にした理由を『移籍先クラブを探している最中なので見送った』としたが、現在は所属なしでも代表の試合に出られるようになった」(サッカー関係者)
■広島J1制覇の原動力