マルセイユ酒井9年ぶり日本へ 浦和移籍に森保監督はご満悦
仏1部マルセイユの日本代表右SB・酒井宏樹(31)が、9年ぶりに日本に帰ってくる。
2012年に柏からドイツに移籍し、16年からフランスでプレー。14年ブラジルW杯メンバー、18年ロシアW杯に出場したバリバリのレギュラーが、Jリーグで大暴れしてくれるのである。「これに森保代表監督はご満悦です」とサッカー関係者が続ける。
「森保監督は、24歳以下の東京五輪代表に年齢制限なしのオーバーエージ(OA)3人枠を使うつもりでおり、選ぶにあたって『まずは守備を強固にしたい』と周囲に話している。念頭にあるのはイタリアCB吉田麻也(32)、ドイツ守備的MF遠藤航(28)、そして右SB酒井の3選手です。これまでドイツFW大迫勇也(30)の五輪代表入りが有力視されていたが、今シーズンは低調なパフォーマンスに終始。森保監督は今年に入った時点で見切りをつけ、守備系選手3人をOA枠に起用することに決めていた」
酒井のJリーグ移籍には、こんなメリットもある。実は五輪サッカーはアジアや南米での注目度は高いが、欧州での人気は非常に低い。実際、欧州の各国クラブに「所属選手を五輪に派遣する義務」はなく、マルセイユが「ケガなどが怖いので五輪でプレーさせたくない」と言えば、森保監督は諦めるしかないのだ。