大谷は疲労困憊…5.29“リアル二刀流”にはマネーボールの壁
エンゼルス・大谷翔平(26)が「休日出勤」で結果を残した。
日本時間24日のアスレチックス戦ではスタメンを外れたが、1点を追う七回に代打で起用され、同点の犠飛。そのまま右翼の守備にも就き、チームの連敗ストップに貢献した。
マドン監督は試合前、25日に試合がないため「(大谷に)2日間、休みを与えたい」と連休になるとしながらも、勝負どころで打席に送った上に、外野でも起用。「彼は本当に勝負が好きなんだ。今週の彼は忙しくなるよ。打者で出場し続け、登板日に打席に立つこともある」と、次回29日のアスレチックス戦はリアル二刀流での起用を示唆した。
今季2度目のベンチスタートだったとはいえ、ここまで大谷が完全休養したのは21日のツインズとのダブルヘッダー第1試合のみ。主力野手に故障者が続出しているだけに、出場44試合はウォルシュ一塁手(45試合)に次ぐワークホースぶり。米メディアの間では酷使による疲労を指摘する声も上がっている。4回3分の2を5安打2失点だった20日のインディアンス戦では球威が低下。直球は今季平均の155.5キロから146.9キロまで落ちた。19日のイ軍戦で14号を放って以来、一発から遠ざかっており、投打とも疲労の影響は否定できない。