大谷翔平“孤軍奮闘”の不毛…打てど走れど勝てずエ軍最下位

公開日: 更新日:

 孤軍奮闘という感じになってきた。エンゼルスの大谷翔平(26)のことだ。

 2番・DHで出場した日本時間23日のアスレチックス戦は4打数2安打1打点。六回の3打席目はバットを折りながら俊足を生かして二塁打、続く4打席目は適時三塁打を放つなど4試合ぶりのマルチ安打をマークしたものの、チームは3連敗。同24日のアスレチックス戦はスタメンを外れ、1点追う七回1死満塁の好機に代打で登場。相手の4番手左腕ガダーンから同点の右犠飛を放つと、そのまま右翼の守備に就いた。チームは6―5で勝ち、連敗を3で止めたが、地区首位のアスレチックスから7.5ゲーム差の最下位に沈んでいる。

 大谷の打撃成績はハンパじゃない。14本塁打はリーグトップタイ、35打点は同8位、6盗塁は同10位タイ、安打の中にはこの日のように足で稼いだものもある。打って走って投げて……まさに大車輪の働きぶりとはいえ、どれだけ働いてもそれがチームの成績に結び付かない。

 チーム防御率5.21はリーグワースト。大谷が打って走ってもたらした得点を、投手陣が吐き出しているのだ(数字は日本時間24日現在)。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド