大谷は今季“完走”目指す 調子のバロメーターは体重キープ
エンゼルス・大谷翔平(26)が予定していた日本時間28日のアスレチックス戦の登板を回避。29日の同カードに登板する。マドン監督によれば、オークランド・コロシアムに向かうチームバスが、交通事故による渋滞に巻き込まれ、カート・スズキ捕手とともに急きょ、「BART」と言われる高速鉄道に乗り換えた。2人のメジャーリーガーは公共交通機関で移動したが、球場入りが約1時間遅れ、投手の調整が間に合わなかったため、登板を先送りした。この日は「2番・DH」でスタメン出場、3打数無安打・1三振・1四球だった。
前回先発した20日のインディアンス戦では立ち上がりから直球に力がなく、球速は今季平均の約155.4キロから約146キロまで低下。投打の二刀流に加えて今季は外野守備に就くこともあるため、「酷使が故障を招いた」と指摘する米メディアは少なくなかった。
2018年オフにメスを入れた右肘靱帯損傷の再発も懸念されたが、26日にはブルペンで投球練習を行い、同日のレンジャーズ戦では15号を放つなど結果を残した。右肘の故障再発は杞憂だったようだが、投手としての調子を測るのは球威以上にフィジカルがバロメーターになりそうだ。