【空手】沖縄初の金メダル!喜友名諒が見せた琉球空手「劉衛流」の意地と真骨頂 2人の恩師が語る
「喜友名は中学時代から佐久本先生に師事している。365日、1日5時間練習しているのも『世界一の練習をした者だけが世界一になる』という佐久本先生の教えです。器用な面もあって、本格的な稽古は劉衛流の道場で。大学では他流派の部員と空手の交流といった感じだった」(前出の池宮城氏)
興南高校の柔道部監督で、体育教師として喜友名を教えたこともある仲村将刀教諭が言う。
「己に厳しくストイック、という印象でしたね。明るい性格だけど騒いだり、ひょうきんなタイプではない。授業では柔道を教えました。もちろん、高校の体育なので受け身などの基本的なことが中心でしたが、そこは同じ武道ということなのでしょう。受け身の取り方も上手く、礼儀作法の面でも優秀でした。五輪には形で出場していますが、組手も強く、高校時代は県大会で優勝もしています。自分の空手には自信を持っており、私が『大会頑張れよ』と声をかけると、『はい、優勝します!』という返答もしばしばありました」
大学卒業後は独立を許され、沖縄市で「劉衛流喜友名龍鳳館」を開いた。