“体裁第一”だった東京五輪のチグハグ 競技直後マスク、メダル授与式、会場になぜか「応援団」が…
コロナ禍の東京五輪では、いくつもの「違和感」があった。
まずは「競技終了直後のマスク」問題である。参加者向けの規則集「プレーブック」には「アスリートはインタビュー時にマスクを外すことができます」とあるが、例えば、陸上が行われた国立競技場では、競技後にミックスゾーンへ向かう階段の入り口で係員からマスクを渡される。
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女子1500メートルの予選後、日本新記録を樹立し、息を切らせた田中希実がテレビインタビューの場に到着。マスクを着用しながらも、口から少し離し、息を吸いながら苦しそうに言葉を紡ぐ姿が「あんなにゼーゼーしているのに、マスクしなきゃダメなの?」とネット上で話題になった。
スポーツファンの吉川潮氏(作家)がこう言う。