阪神・青柳はザル守備で足を引っ張られるも…ルーキー佐藤輝の2発で“厄払い”9勝目
阪神の失策数はリーグワーストの59個。もともと堅守など期待できないが、それでも侍ジャパンで失意の青柳にとって、阪神は我が家だ。チーム合流後の初登板でいきなりザル守備の洗礼を浴びるとは思ってもいなかっただろう。
そんな先輩を救ったのは、またもや佐藤輝だった。六回にこの日3安打目となる勝ち越しソロを放ち、青柳に勝ち投手の権利を与えたのだ。
青柳も新人の打棒に応え、6回2失点でリリーフにタッチ。阪神自慢の継投陣が後続をピシャリと抑え、青柳はハーラートップタイの9勝目(2敗)を手にした。
試合後は「球数も四球も多くなったが(118球、3四球)、粘り強く投げられた」と話した青柳。“厄払い”をしてくれたルーキーには足を向けて寝られない。