ソフトBの大砲ついに覚醒! 砂川リチャード「パワーだけなら柳田並み」からの卒業
5日、ソフトバンクの砂川リチャード(22)がプロ1号を含む2本塁打を打つなど4打数2安打6打点の活躍。2点ビハインドの二回に犠飛を放つと、四回にはオリックス先発の増井から逆転満塁弾。さらに七回にもソロ弾をかっ飛ばし、この日の12得点中の半分をひとりで叩き出した。
お立ち台では“リチャード節”が炸裂。沖縄から応援に駆けつけた両親と祖父について、「毎日見に来てもらおうかなと思うくらい。うれしいけどコロナが怖いんで、しっかり手洗いうがいをして、大丈夫な時に来てくれたら」と、どこかズレたコメント。次のカードは自主トレを共に行った山川のいる西武戦だとインタビュアーに振られると、「師匠(山川)がいるけど関係なく、みんなでかかっていけば勝てると思うんで。ぶっ潰しに、師匠を……」と言ったところで発言の危うさに気付いたのか、小声で「ちょっとヤバイ」と苦笑いだ。
2017年育成ドラフト3位。立花打撃コーチからも「パワーだけなら柳田並み」と言われていたが、追い込まれると当てにいく消極的なスイングでなかなか芽が出なかった。それでも王球団会長らのアドバイスもあり、昨季と今季、二軍で2年連続12本塁打と結果を出し、後半戦で一軍に抜擢された。