松山英樹が見向きもしない“日本一決定戦”の価値 初日首位の岩田は無傷の8バーディー「63」

公開日: 更新日:

「日本オープンといえばラフを伸ばして、フェアウエー幅を絞り、グリーンを高速に仕上げて選手の技術、体力、メンタルの総合力を引き出させる大会であり、通常の大会とは違う雰囲気があった。選手はボギーをたたかずに、数少ないバーディーチャンスを決めるためヘトヘトになり、ギャラリーも固唾をのんで見守った。初日からピリピリした緊迫したムードが会場に漂ったものです。トップ選手も本大会に照準を合わせて調整に取り組み、目の色を変えてタイトル取りに必死でした。それだけのステータスがあった。でも通常の大会と変わらないバーディー量産設定では、大会そのものが安っぽく見えてしまう」(評論家・宮崎紘一氏)

 大会のステータスでいえば、かつてJGAは世界中のトップ選手が出場する大会に育てると意気込みを語ったが、いまだに実現していない。それどころか、米ツアーが主戦場とはいえ、日本を代表する松山英樹すら日本オープンに出てこない。ちなみに、世界ゴルフランクに反映される獲得ポイントは今大会優勝者に32ポイント。松山が今週出場する米ツアー「ザ・CJカップ」は68ポイント。

 松山が見向きもしない事情がよくわかる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる