燕の日本一確率88%!“立役者”41歳石川は誰もが認める「ポスト高津」一番手だが…

公開日: 更新日:

 老獪な投球でオリックス打線を手玉に取った。

■6回1失点の好投

 24日の日本シリーズ第4戦に先発したヤクルトの石川雅規(41)が6回3安打1失点(自責点ゼロ)の好投。1-0の六回に2安打と失策絡みで同点に追いつかれたものの、抜群の制球力と緩急を織り交ぜた投球で五回までわずか1安打と完璧だった。プロ20年目にして初めて手にした41歳10カ月での日本シリーズ白星は、1950年の毎日・若林忠志の42歳8カ月に次ぐ史上2番目の年長記録。試合後のお立ち台で「めちゃくちゃうれしいです。自分自身に“よかったね”と言ってあげたい」と素直に喜びを口にすると、2万617人が集まった東京ドームの観衆から大きな拍手が沸き起こった。

【写真】この記事の関連写真を見る(22枚)

 167センチと投手としては小柄なハンディをものともせずに積み上げた白星は現役最多の通算177勝(176敗)。それでも驕ることなく、チーム一の「人格者」として知られる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド