大関・貴景勝は宇良にコテンパン…取り直しで1日“2敗”の不甲斐なさ
この日、一番盛り上がった取組だった。
11日、大関貴景勝(25)が今場所2敗目を喫した。対戦相手は技巧派の宇良(29)。まわしを与えず、距離を取って当たろうとするも宇良がそれを許してくれない。逆にまわしを取られて振り回されると、最後は土俵外に寄り倒された。
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しかし、同時に宇良の体も土俵にダイブ。行司軍配は大関に上がったが物言いがつき、協議の結果、両者同体で取り直し。内容を考えれば、実質、貴景勝の負けのようなものだ。
取り直しの一番では立ち合いで宇良に変化されると、闘牛よろしく勢いのまま土俵際へ。慌てて振り返るも、宇良の突進で押し倒された。
ア然ボー然の貴景勝。宇良は疲労に加えて興奮もあったのだろう。中継のインタビューでは荒い息で「今の気持ち? ……わからないですね」。「勝利の瞬間は?」と聞かれても「ちょっと……うーん。わからないですね。すいません」と、感情を持て余している印象だった。