卓球、サッカー、スキー…コロナ感染で棄権続出なのに大会成績「平時と同じ」の理不尽
「母国の経済状況や生まれた環境などで、スポーツは必ずしも平等とは言えない。しかし、コロナ感染で欠場を余儀なくされたり、直前の練習環境に大差があるというのは話が違う。練習中の不注意で故障したなら自己責任と言えますが、新型コロナは感染対策が世界一厳しいといわれる中国でさえ、外部の人間と接触できない『バブル』の中にいる五輪関係者からも陽性者が出ている。どんなに気をつけても感染するのが実情です」
さらに澤井氏が言う。
「東京五輪は世界中がコロナに苦しんでいた中で行われた。現在も、感染力が高いオミクロン株の感染爆発により、多くの感染者、濃厚接触者が試合に出られない。出場できる者だけで優勝を争えばいいという人もいるでしょうが、有事の大会成績は平時と同じでいいのか、という思いはあります」
スポーツには不運はつきものだが、コロナ感染での欠場は運が悪いということか。