日本vsブラジルはひさびさ視聴率20%台… 深刻な若者の“サッカー離れ”に歯止めかかるか?
「テレビ朝日の『ファミリーターゲット』(13歳から59歳まで)は順に7.8%、9.6%、6.5%でした。3月29日はW杯出場が決まった後とはいえ、同時間帯の日本テレビ『オモウマい店』にコア層の数字で負けています。放映権料を考えると、コストパフォーマンスは決して良くなかった」(同)
今回のブラジル戦の高視聴率にテレビ局が胸を撫で下ろしたのは間違いない。しかし、「数字は一時的」との見方もある。
「ブラジル戦はコア層の数字も良かったんです。最終予選と同じくテレ朝の基準で見ると13.4%も取りました。これはNHKを含めた6月6日の全番組でトップです。しかし、フジテレビが中継した6月2日のパラグアイ戦(18時55分~20時59分)は世帯9.3%とブラジル戦の半分もなかった。19時台のTBS『プレバト』は10.8%を取っています。この試合はコア層の視聴率も伸びていないし、ブラジル戦が特別だったようにも思います。それでも地上波で放送できて良かった。これをきっかけに、他の試合も上がるかもしれませんから」(同)
サッカー人気の裾野を広げるには、やはり有料配信ではなく無料のテレビが効果的なのかもしれない。