著者のコラム一覧
菅野徳雄ゴルフジャーナリスト

1938年生まれ。岩手県出身。立教大卒。1964年からゴルフ雑誌の編集にたずさわり、中村寅吉をはじめ、河野高明、安田春雄、杉本英世、尾崎将司など、数多くのトッププレーヤーを取材。わかりやすい技術論と辛口の評論で知られる。「ゴルフ・トッププロのここを学べ」「ゴルフスウィングの決め手」「即習ゴルフ上達塾」などの著書がある。

メジャー予選落ち続出する日本人選手…足りないのは技術か頭脳か、ゴルフは不向きなのか

公開日: 更新日:

 韓国ではそういう考え方で正しいスイングを教えているからアメリカへ行って、すぐに勝つことができるというのだ。

■大きい指導者の力

 カーティス・ストレンジが1988、89年と全米オープンを2連勝したとき、「日本人に向いているスイングだなぁ」という印象が強かった。

 ストレンジは、アメリカ人にしては手足があまり長くないような感じがする。スイングはトップの位置が比較的低くて、ダウンスイングで下半身をスライドさせずに、左ひざを構えた位置に戻したら、左脚を真っすぐな状態にして体を水平にターンして振り切っていた。

 ストレンジが89年にオークヒルCCで優勝したとき、会見でスイングについて聞いてみると、「ウェイクフォレスト大のコーチに聞いたほうがいい」と言われた。早速、大学に電話すると、「日本に帰る前に寄ったらどうか」と誘われ、試合後にノースカロライナ州のウェイクフォレストまで飛んだ。アーノルド・パーマーの母校であり、多くのトッププロを世に送り出した名門校である。

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