中日・福留孝介が引退決断 元コーチ仁村薫氏が明かす、亡き星野仙一氏と立浪和義監督との縁

公開日: 更新日:

星野氏は「そこまでの男か!」と感心

 福留はPL学園高出身で立浪和義監督の後輩に当たる。福留が立浪監督に憧れてPL学園へ進学したのは有名な話だが、仁村氏は「福留を支え続けたのは、こうした信念、意志の強さではないか」とこう話す。

「彼が10歳のころ、父を説得して中日のキャンプ地である宮崎・串間へ練習を見に行き、入団間もない選手・立浪に感銘を受けた。以降、PLに憧れ、立浪からもらったサイン入りバットとバッティンググローブを手に自らの意思でPL入りした。その後、立浪にその思いを告げた。星野さんは福留指名後にその逸話を聞き、『そこまでの男か!』と大いに感心。特別に入団発表前に背番号1のユニホームを作り、入団会見翌日のファン感謝デーに飛び入り参加させたんです」

 遊撃手として入団するも、打撃や強肩を生かすため外野へ転向。中心選手として首位打者など数々のタイトルを獲得した。

 福留はこの日の引退会見で今後について、「とりあえず一度、ゆっくりしたい」と話した。評論活動などを行っていくようだが、前出の仁村氏は、

「いずれは中日で監督になって、どんな選手を育て、どんなチームをつくるのか、楽しみでなりません」

 と、教え子の第二の人生にエールを送った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末