菊池雄星ブルージェイズ移籍1年目から中継ぎ降格で改めて分かった「代理人のスゴ腕」

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 ローテーション左腕として期待されながら、20試合に先発して4勝7敗、防御率5.25。被本塁打(19)の多さと制球難(56四死球)から、7敗目を喫した8月15日のオリオールズ戦を最後に中継ぎに降格した。

 リリーフとして点差のある場面で起用されているのも、当然といえば当然か。

 菊池は何より精神面が課題。左腕から160キロ近い速球を投げるポテンシャルがあるのに結果が伴わないのはズバリ、気が弱いから。ピンチになると、マウンド上でおどおどして腕が振れなくなるのだ。

 昨季の前半戦は6勝4敗、防御率3.48。球宴にも選出されてひと皮むけたかと思ったら、後半戦は1勝5敗、防御率5.98。今季同様、終盤にローテを外された。

 昨オフ、球団(マリナーズ)と自身が持っていた契約延長のオプションを双方とも放棄してFAに。マリナーズの3年間で15勝(24敗)しかできず、先発失格の烙印まで押された左腕のどこに勝算があるのかと周囲は疑問視。移籍先探しは難航するとみられたが、全ての契約交渉を禁止するロックアウトが解除された2日後の3月12日にブ軍と契約した。

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