巨人3位CS進出は“お茶濁し”で喜べず 「シーズン惨敗の責任が追及あやふやになる」とOB苦言
■8月以来のAクラス浮上も…
高橋氏が続ける。
「昔(1979年)シーズンを5位で終えた長嶋監督が、地獄の伊東キャンプで若手を徹底的に鍛えたように、今オフこそチームを一度解体してつくり直して欲しい。ただ、3位になってしまうと、それができない可能性がある。昨年も借金(1)のある3位でCSに出ると、2位・阪神に連勝してヤクルトとのファイナルへ進出した。こうなると、シーズンで惨敗を喫した反省や責任の追及があやふやになりがち。巨人の場合、ポストシーズンを戦うと、秋のキャンプを行わずに秋季練習で済ませることが多い。原監督が続投する以上、立て直しの根幹の部分は補強に頼ることでしょう。それならBクラスに終わった方が、よっぽど思い切った改革ができるのではないか、と思ってしまいます」
巨人にとって3位は、必ずしも喜ばしいことではないようだ。