ヤクルト村上56号・史上最年少&令和初の三冠王! 早くも気になる来季年俸とオフの稼ぎ

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古田敦也以来のCM起用案も

 04年の松中(ソフトバンク)以来となる三冠王だけに、特別ボーナスが支給される可能性もある。

 親会社と球団は、かつての名捕手・古田敦也が07年に引退した際、5000万円の功労金を贈ったように、功労者に対して特別ボーナスを支給している。村上は現役選手だが、大功労者といっても過言ではない。

 チーム周辺では「本社のテレビCMに起用したらどうか」との声も出ている。

「本塁打の記録更新がかかる村上を巡っては、NHKが全国ニュースで連日取り上げるなど、人気、知名度はうなぎ上り。大谷翔平に次ぐ、日本球界のスーパースターになろうとしている。とはいえ、ヤクルトの選手は本社製品の店頭用のプロモーションで起用されることはあっても、近年、テレビCMに出演したのは06年、選手兼任監督に就任した古田敦也氏くらい。もっぱら、人気俳優やタレントが重用されています」

 スター選手だった古田氏は04年、近鉄の身売りに端を発する球界再編問題でプロ野球選手会の「戦う選手会長」として、一躍時の人となるなど、抜群の人気、知名度があった。

「村上選手は58年ぶりにあの王貞治の記録に並び、ついに世界の王を超えた。球界の宝です。ヤクルト本社のCMキャラクターを十分に務められると思います」

 こう言うのは、さまざまな経済効果を算出している関大名誉教授(経済学)で野球ファンの宮本勝浩氏だ。

「類いまれな実力で本塁打を量産する村上選手の知名度は、全国的に上がっていると思います。ヤクルトのリーグ連覇の経済効果を全国規模で約451億円と算出しましたが、村上選手の貢献度は絶大。彼の本塁打見たさに球場へ足を運ぶファンは多く、グッズの売り上げもかなりの額に上るはずです」

■オフはメディアからも引っ張りダコに

 例えば人気商品である「ヤクルト1000」のCMキャラクターには現在、大関・貴景勝が起用されているが、広告代理店関係者はこう指摘する。

「今季、村上選手は三冠王を獲得したことでさらに箔がつき、人気、注目度も高まる。オフはメディアからも引っ張りダコでしょう。来春のWBCでは『日本の4番』を担うはずで、ヤクルトはもとより、『プロ野球の顔』になりつつある。一方の貴景勝関は将来の横綱候補として期待されていましたが、ここ最近はやや苦戦している。今後は、村上選手の方が商品やブランド力の波及効果があるかもしれません。仮に本社のCMに起用されれば、数千万円程度の出演料が見込まれます」

 この日は、球団スポンサーの「オープンハウス」から56号以降の本塁打を放ったことで、「特別ホームラン賞」として都内の3億円の家の贈呈が発表された。今オフは、年俸以外にも多くの“ご祝儀”を得られそうだが……。

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