阪神フロントが恐れる岡田新監督“嵐の前の静けさ”…良好な関係継続はドラ1森下翔太の活躍次第
指名した6人のうち4人が高校生。会議が就任直後に行われたとはいえ、岡田監督の契約は2年といわれる。「即結果」が求められるにもかかわらず、生え抜き選手を中心としたチームづくりを進めたいフロントの意向に沿う形になった。
が、来年はそうはいかないかもしれない。
「基本的にはスカウトに任せても、指名した選手が働かなかったり、ドラフト戦略がうまくいかないとスカウトをやり玉に挙げることがある。オリックス監督時代の2010年。早大の大石をクジで外した後、外れ1位で履正社の山田(現ヤクルト)を指名しようとしたが、『3位でも取れる』と言うスカウトの読みに従い、東海大の伊志嶺を指名。ロッテにさらわれた上、外れ外れで入札した山田もヤクルトと競合。三たびクジを外した。控室でフロントを前に『何を調査してるんや!』と激怒。以降は、スカウトに対してアレコレ口を出すようになったそうです」(阪神OB)
岡田監督とフロントが良好な関係を築けるかどうかは、即戦力として指名した森下の活躍にかかっているかもしれない。