ドラフト大成功はオリックス、最も残念だった球団は…“流しのブルペン捕手”が徹底採点
曽谷は打者から見てこれほど打ちづらい左腕はいないと思います。肩関節の可動域が広く、腕が一瞬遅れて出てくるうえ、腕の振りが非常に速い。球持ちもいいのでタイミングが取りづらいはずです。キャッチボールを大事にし、ブルペン前に30分ほど入念にボールの軌道を確かめている。自分の型があり、調子を崩したとしても、きちんと「戻れる場所」を持っている投手です。
2位の内藤は長打力がウリですが、三塁守備は軽快で、自分が納得いくまで練習するひた向きさもある。手のひらのマメを見たら一目瞭然。日本航空石川を選んだのは、山の上で周囲に空港しかない環境が、野球に専念できると考えたからだとか。
3位の斎藤は今夏の県大会・盛岡市立戦で炎天下、終盤まで150キロ近い直球を投げ、19三振を奪ったように心身がタフ。フィールディングも遊撃手ができそうな身のこなし。都城高校時代の山本由伸を思い出しました。
■FA補強とドラフトは別物
残念というか、もったいなかったのは巨人です。