ドラフト大成功はオリックス、最も残念だった球団は…“流しのブルペン捕手”が徹底採点
阪神と競合の末、1位で浅野翔吾外野手の指名に成功したが、支配下指名選手はわずか5人で、高校生は浅野のみ。育成で大量9人を指名したのはまだしも、今季は4位に終わり、生え抜き選手の育成は急務。あと2人は指名してもよかったと思います。
実際、他球団は6位で好選手を指名しました。
楽天の左腕・林優樹(20=西濃運輸)は、近江高時代よりも直球の球威が増し、スケールアップ。ソフトバンクの捕手・吉田賢吾(21=桐蔭横浜大)も希少な「打てる捕手」で、中堅から逆方向に癖のない打撃ができる。巨人の補強ポイントを埋める可能性はあります。
少人数の指名に終わったのはFA補強を見据えたもの、との見方もあります。とはいえ、FAはあくまで来年を見据えた補強で、将来の先行投資であるドラフトとは別物。自前でチームの中心選手を育てる、という気概を見せてほしかったというのが正直なところです。
(談=安倍昌彦/スポーツライーター)