ドラフト育成枠とは…プロの門戸拡大兼「廃棄物一時保管場所」なのだ
今年のドラフトは例年になく盛り上がらなかった。各球団が競合することなく、たいへんに行儀よく、キミを指名させてもらいますという選手をただ順番に指名して終わった。例年の当たりくじふんだくり合いがなかったせいだ。「ドラフトの醍醐味はクジですから」とネットで発言した女司会者がいたが、おまえな、若者の職業選択権を奪って競りにかけてキャッキャと面白がるのは憲法違反であると知れ。全国中継したTBS系列も、番組のクライマックスが昭和の忘れ形見みてえな原と岡田のくじ引き一騎打ちだけじゃ盛り上がるまい。スポンサード・バイ・リポビタンDで元気出すかな。あ、よっこらしょ。
……最近元気出なくてな。
ところで、「ドラフト育成枠」ってなんだろ?
「今はまだいっちょまえじゃないけれども、育てれば成功する(と思われる)給料格安半プロ選手枠」
アマチュア野球に対して、少しでもプロへの門戸を広げて見せる「お迎えする用意がありますよ枠」と言ってしまえば聞こえはいいが、食うだけ食って後で反芻する牛じゃあるまいし、ゲップしすぎて大気汚染の原因になるんじゃないかね?