年間女王・山下美夢有が最終戦で挑むは…“三重苦”の中での「年間平均ストローク60台」

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【JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ】第1日

 すでに年間女王を決めている山下美夢有(21)は最終戦となるツアー選手権リコーカップに年間平均ストローク60台がかかる。通算12アンダー以上なら日本人初の達成者となる。初日は6アンダーで単独首位。最高のスタートを切った。

「まずは目標にしていたアンダーパーで回れて良かった」(山下)

 この勢いなら4日間で通算12アンダーに届きそうだが、簡単な話ではない。過去10年、優勝スコアが12アンダーを上回ったのは2回だけ。しかも、会場のグリーンはツアーでは珍しいコーライグリーンで、今年の芝は例年以上に元気がよく、順目と逆目の差が激しくタッチがあわせづらい。

「コースセッティング担当の中野晶は優勝スコアを10アンダーと予想。公式戦なのでピン位置も難しくなっていく。3日目は雨予報だし、2日目からは名物の風も吹きそう。山下はショットが切れている上に、強気のパットもコーライグリーンに合っている。ピン位置、雨、強風の3重苦の中で記録をつくれば、それこそ大したものです」(ツアー関係者)

 国内で60台の年間平均ストロークを達成したのは19年の申ジエだけ(69.9399)。新女王が続くか。
 

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