侍J内定の巨人・戸郷は“WBC後遺症”が心配…菅野を襲うシワ寄せと原監督の高いハードル

公開日: 更新日:

 巨人戸郷翔征(22)が来年3月に行われるWBC侍ジャパンのメンバーに内定した。

 高卒4年目の今季は自己最多の12勝をマークし、自身初タイトルの最多奪三振を獲得。11月の侍ジャパン強化試合でも好投し、栗山英樹監督(61)が「肝」と言う「第2先発」要員として期待されている。

 ただ、日の丸を背負う重圧は計り知れない。前回2017年大会に出場したある選手は「WBCが終わって米国から帰国してすぐに開幕するのはきつかった。まず燃え尽き症候群のような精神状態になるので、切り替えるのが難しい。肉体的な疲労もすさまじくて、疲れがずっと抜けなかった」と証言している。特に投手がその年のシーズンで成績を落とした。

 例えばロッテ・石川は前年の14勝5敗、防御率2.16から17年は3勝11敗、同5.09。ソフトバンク・武田は14勝8敗から6勝4敗。中日のセットアッパー・岡田はWBC後に左手血行障害の手術を受け、前年の57試合からわずか9試合の登板にとどまった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド