渋野日向子は今季初戦27位…スイング“大胆いじり”道半ば、このままじゃ二流プロのまま
【ホンダLPGAタイランド】最終日
今季LPGAツアー初戦の渋野日向子(24)は、最終18番パー5でグリーン右サイドからチップインイーグルを決めて71で回り、通算10アンダー27位で終えた。
4日間ともアンダーパーで回ったが、ムービングサタデーに出した66の勢いは続かず、勝ったリリア・ブ(25=米国)とは12打差。優勝争いとは程遠い成績だった。オフからかつてのコーチに再び指導を受け、スイング改造に取り組んでいるがそれも道半ばだ。
素振りではトップで手の高さを意識してアップライトなスイングを目指している。だが、実際のスイングは手が肩の高さより少し上がっただけ。昨季とさして変わらず、修正が簡単ではないことがよくわかる。
「渋野ほど大胆にスイングを変える選手はLPGAツアーには少ない。トッププロもオフにスイングを変えますが、どこが変わったの? というぐらいはた目にはわからず、微妙な違いでしかない。渋野はLPGAツアーで勝つために飛距離アップとショットの精度向上が欠かせないと、米男子ではやりのフラットスイングに大きく変えた。