プロで通用する? 大阪桐蔭・前田悠伍と広陵・真鍋慧「掛け値なし」の評価
今大会の野手で一番いい素材、気になるのは…
真鍋はどうか。パ・リーグのスカウトは「今大会の野手で一番いい素材であることは間違いないが……」とこう続ける。
「体格もいいし(189センチ、90キロ)、スイング速度、選球眼の良さも群を抜いている。本塁打はなくても、大舞台で結果を残しているのは高評価。このまま順調に育てばドラフト上位候補でしょう。ただ、気になるのが性格面。出塁時に緩慢なプレーが目についた。例えば、初戦の二松学舎(東京)戦の三回2死、真鍋が二塁走者だった場面です。続く打者が中前安打を放った際に、真鍋は三塁で止まった。2死で打球がセンターへ飛んだのだから、ためらわずにスタートを切るべきシーン。足が遅くても生還できたはずです。守れるのが一塁だけというのも気がかりです」
夏までに評価を上げられるか。