エ軍トラウトの代役“3Aの本塁打王”アデルの泣きどころ…大谷タイトル獲りのキーマンに
打撃では内角を苦手にしているうえに、緩急に弱い。誘い球の変化球に手を出して内野ゴロに打ち取られるなど淡泊な面もあり、昨季は4月に昇格しながら、約1カ月でマイナーに降格。勝負どころでのもろさも目立ち、今季3Aの得点圏打率は.211、3本塁打とイマイチだ。
ネビン監督はアデルの起用法について左打ちのモニアックと中堅での併用を示唆しながら、3Aでの好調な打撃を評価して大谷の後の3番か4番を打たせるとしている。
今季、大谷が申告敬遠で歩かされたのはわずか4回でヤンキース・ジャッジらとともにリーグ5位タイ。次の打順にトラウトが控えているケースが多かったためだが、主砲の代役アデルのデキ次第では相手バッテリーが大谷との勝負を避けるようになるのは必至だ。
両リーグトップの31本塁打を放っている大谷のタイトル取りは有望株が確実性を発揮できるかにもかかっている。