全米シニアOPではB.ランガーの新記録ラッシュ それでもシニア大会は一向に盛り上がらない
メジャー以外の通常大会の賞金は、女子大会とシニア大会の違いはほとんどないが、なにしろシニアは試合数が減少している。
20年前はメジャーを含む年40試合前後が開催されたが、今季は28試合しかない。
■人気プロ不在が拍車
もちろん、47歳のタイガー・ウッズがシニア大会でプレーすることはありえないだろうし、すでに53歳になり出場資格のあるフィル・ミケルソンも出てこない。要するに、人気プロ不在がシニア不人気に拍車をかけているといえる。
ミケルソンに限らず50歳を過ぎてもレギュラーツアーで戦える力のある選手は多い。男子ツアーの賞金が高額になり、賞金が少ないシニア大会で必死になってプレーしなくても生活に困らない。
そのうえ、シニア大会を盛り上げようという意識もなく、名前のあるトッププレーヤーたちのほとんどはシニア大会に出場しない。
かつて女子ツアーよりシニアのほうが人気が高い、といわれた。ところが、メジャー大会を除けばケーブル局でしか放映されなくなったこともゴルフファン離れを招いている。