【Field hospital】野戦病院 負傷者だらけのエンゼルスの惨状を表現
今年もまた失速し始めたエンゼルスの惨状を地元紙は、「an injury-ravaged lineup(負傷者だらけのラインアップ)」と書いている。
“ravaged”は「荒廃した」「ボロボロの」を意味する形容詞。実際、トラウト、レンドン、ウルシェラ、オホッピー、ネト、ドゥルーリーらケガ人が続出。ファンでなくとも目を覆いたくなるありさまを、米メディアは「field hospital(野戦病院)」と表現する。
前半戦最後の20試合を6勝14敗で終えたエンゼルスは、ついに借金生活に突入。トラウトが左手の有鉤(ゆうこう)骨の骨折で5日(現地時間)に離脱してから、一度も白星がないままオールスターブレークに入った。
「I'm not going to use the injuries(as an excuse)」
とは、ネビン監督のコメント。これを訳すと、「負傷者を言い訳に使いたくない」。文字通り、言い訳に終始するようになっている。
選手からも精彩を欠くコメントが続く。リリーフ投手のジェイコブ・ウェブは、「frustrating(フラストレーションがたまる)」「It's just irritating(イライラする)」と、後ろ向きの言葉を連発。見ているファンも同じだろう。