上田綺世はオランダの新天地で「フェイエの上田」と呼ばれるようになってほしい
これまで「フェイエの日本人」と言えば小野伸二だったが
ドイツ戦で左足を負傷した影響で16日のリーグ・ヘーレンフェーン戦と19日のCL・セルティック戦は欠場したものの、今後はピッチに立てるはず。スロット監督も「10月4日のCL・アトレチコ(・マドリード戦)では使いたい」と発言。そこが大きな試金石になりそうだ。
16日のセルティック戦を観戦に訪れた上田と会い、足の状態を尋ねると「大丈夫です」と笑顔を見せた。そして彼が表紙になっているマッチデープログラムにサインをお願いすると快くペンを走らせていた。
そこで「フェイエノールトは小野伸二(札幌)が在籍した2002年UEFAカップ(現EL)で優勝している。決勝はここ(愛称デ・カイプ)だったんだけど、知ってる?」と尋ねたら「そうなんですか」と1998年生まれの上田はピンとこない様子だったが、この男が新たな歴史を作ってくれれば全く問題ないだろう。
「フェイエの日本人」と言えば、これまでは小野だったが、今後は「上田綺世」となるように、強烈なインパクトを残してほしい。
「あんなにシュートのうまいFWを見たことがない」と鹿島OBの柳沢敦(ユース監督)や岩政大樹監督に言わしめる25歳の大器は、必ずそれを実現するに違いない。