渋野日向子は米ツアー来季シードへ崖っぷち 同組の山下美夢有と「3年で立場逆転」の重圧
米女子ツアー2年目の渋野日向子(24)。直前3試合のアジアシリーズでも上位に食い込めずポイントを稼げないまま、ランキングはシード圏外の81位に弾き出された。
今週のTOTOジャパンクラシック(茨城・太平洋C美野里C)は、国内唯一の米女子ゴルフツアーの公式戦。ファンが多い日本で一気にシード入りを決めたいところだが、初日はやっかいな相手とのラウンドとなる。2年連続の年間女王を狙う山下美夢有(22)だ。
この大会が今年と同じ会場で行われたのは2020年。コロナ禍で20年と21年は合わせて1シーズンとなり、当時はメルセデスランク(12位・16位)、賞金ランクでは(13位・19位)で山下が渋野をやや上回りながら、今大会の成績は山下より渋野は上位だった。
ツアー関係者が言う。
「とはいっても、通算6アンダーの30位と1アンダーの57位ですから大した違いはない。むしろ渋野は山下に格の違いを見せていた。19年に海外メジャーの全英女子に優勝し、同年は国内でも4勝。21年もTOTO直前の大会で勝ち、2勝していたトッププロですからね。一方の山下は19年のプロテストに合格し、2年目の21年は19歳で初優勝を挙げて注目されるも、同年の主なスタッツを見るとベスト3に入っていたのはリカバリー率(70.0127%)だけでした」