今年の現役ドラフトで注目“大化け確実”な3選手の名前 中日移籍の細川成也は年俸4.5倍増!

公開日: 更新日:

2軍漬けの巨人・松原は「他球団なら即レギュラー」

 パ球団の編成担当が1番に名前を挙げたのが巨人の外野手・松原聖弥(28=今季21試合で打率.000)だ。

「松原は2020年にブレークし、翌21年はレギュラーに定着しました。ところが、巨人がFA梶谷をはじめとした外野の補強を繰り返したせいで、二軍へ追いやられてしまった。巨人は今年、ドラフト3位指名で社会人の即戦力外野手を取っているくらいだから、松原を現役ドラフトに出すつもりでは。足が速くて守備範囲も広いし、打撃センスもピカイチです。他球団に行けば即レギュラーになってもおかしくないくらいの実力はある」

 ソフトバンクの内野手・砂川リチャード(24=同22試合で.115、1打点)も、目立った成績は残していないが、注目株のひとりだという。

「昨季はトレードで『リチャードが欲しい』とオファーする球団もあったようですが、ソフトバンクが首を振りませんでした。しかし、今年は向こうから『リチャードはどう?』などと、売り込んでいたと聞く。規格外のパワーがあり、大砲候補として素材は一級品だから、欲しがる球団はある。遅刻癖などのルーズな性格面はネックですけどね」

 この編成担当が投手として唯一名前を挙げたのは、17年ドラフト1位で阪神に入団した右腕・馬場皐輔(28=同19試合で2勝1敗、防御率2.45)だ。

「球速もそこそこ速いし、変化球もある。いま活躍できていない理由は阪神の投手陣が豊富な上に、これといった決め球がないからです。他球団のコーチの指導がハマれば、化ける可能性をひめています」

 現役ドラフトに出すか出さないかは球団次第だが……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

  2. 2
    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 3
    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

  4. 4
    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

  5. 5
    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

  1. 6
    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

  2. 7
    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

  3. 8
    蓮舫候補に一発逆転の「神風」は吹くのか…7.7都知事選「一歩リード」の小池知事を猛追

    蓮舫候補に一発逆転の「神風」は吹くのか…7.7都知事選「一歩リード」の小池知事を猛追

  4. 9
    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

  5. 10
    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」