岡田阪神Vパレード大盛況、連覇の気運高まるも…ファンが懸念する「38年ぶり日本一」の反動
23日に行われた阪神とオリックスの優勝パレード。会場の大阪、神戸両市合わせて延べ約100万人の観衆が集結するなど、大盛況だった。
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主役の一人は阪神を18年ぶりのリーグ優勝、38年ぶりの日本一に導いた岡田彰布監督(65)だ。挨拶の席では「タイガースファンの結集というか、全ファンの声を聞いた感じです」と感謝しきり。優勝をもじった「アレ」は、12月発表の流行語大賞受賞が濃厚といわれる。
岡田阪神を巡っては早くも、来季連覇への機運が高まっている。今季は2位広島に11.5ゲームの大差をつけて優勝した上に、日本シリーズではパ・リーグ3連覇のオリックスも退けたのだから、期待が膨らむのも当然だ。
もっとも、阪神はこのオフ、FA補強を封印するなど、補強は最小限にとどめる見通し。現有戦力の底上げが急務だが、阪神ファンで関大名誉教授の宮本勝浩氏(理論経済学)は「来季はぜひ連覇を達成してほしい」とした上で、こう続ける。