藤浪晋太郎が「ジャーニーマン」と呼ばれる日…メジャー3球団目メッツと単年5億円で合意
「スターンズ編成本部長は、GMとしてブルワーズを強豪球団にした実績がある。マイナー組織から立て直したように、もともと生え抜きを育てながらチームを強化していくタイプです。ところがメジャーでも指折りの富豪であるコーエン・オーナーはカネもクチも出す人。昨年は山ほどカネを使いながら、結果が出ないとチームを解体、監督と編成責任者も代えた。勝つまで5年も6年も待ってくれません。そこでスターンズは再建に舵を切りつつ、2、3年後に照準を合わせて間に合わせの補強でしのぐことに。藤浪を筆頭にセベリーノ(29)、オッタビーノ(38)、ハウザー(31)、ベイダー(29)と動かしやすい1年契約の選手が多いのはそのためです。選手自身、あるいはチームの成績次第でシーズン終了を待たずにトレード、移籍先でのさらなるトレードも十分にあり得ます」
メジャーではいくつものチームを渡り歩く選手のことを「ジャーニーマン」という。昨年メジャーデビューした藤浪は、アスレチックスを振り出しに今回が早くも3球団目。今季中に4、5球団目のユニホームを着る可能性のある藤浪がそう呼ばれる日も遠くなさそうだ。