オリックス鈴木博志 中日から現役ドラフトで移籍した元ドラ1の逆襲「中日は全てがいい経験」
──21年はサイドスローに転向するも、22年からオーバースローに戻した。
「フォームを変えて3年目になりますけど、ストレートのキレに変化が出てきた実感はありますし、サイドスローをやってみて、ツーシームなど新しい変化球を習得し投球の幅を広げることもできた。真っすぐで押していきたい気持ちもあるんですけど、カットボールやツーシームも僕の持ち味のひとつだと思うので、そういった変化球もうまく使っていきたいです」
■「変化球もうまく使っていきたい」
──中日時代を振り返ってみて、後悔などはありますか?
「中日時代は全てがいい経験だったと思ってます。特に後悔というものはありません」
──中日では1年目にセットアッパー、抑えとしてチーム最多の53試合に登板しましたが、その後は伸び悩んだ。その要因は?
「何が原因か本当のところはわかりませんが、3年目から(ボールに)力を伝えられなくなって、直球のスピードが落ちてしまいました。うまくストレートが投げられなかったんです。ただ、去年の後半から直球が良くなってきた感覚があるんです」