パリ五輪最終予選は苦戦必至…大岩監督率いるU23代表は8大会連続出場を逃す可能性
この4カ国に加えて先のA代表アジア杯を制したカタール(34位)、W杯常連国のサウジアラビア(53位)が上位争いを演じるだろう。
8大会連続出場を狙う大岩剛率いる五輪代表は、パリへのチケットを手にすることができるのか?
「たとえGSを突破できても、決勝トーナメント以降は厳しい戦いが予想されます」と元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう話す。
「日本五輪代表はGSで中国、中東地域では実力下位のUAEを倒し、ライバルの韓国とB組首位を争う展開となり、決勝トーナメント進出の可能性は高いと見ます。しかし、GSを1位で突破したら準々決勝でA組2位予想のカタールと対戦することになり、準決勝ではC組上位予想のサウジアラビアとイラク、Ⅾ組上位予想のウズベキスタンとクウェートとの対戦が控えている。
中でも不気味なのが中東勢です。これまで中東はサウジアラビアが傑出した存在でしたが、他の中東勢も国家を挙げてチーム力を着実にアップさせ、加えて日本代表チームに対する研究が、かなり徹底して進められている。A代表が準々決勝で敗退した1月のアジア杯でイラク、イランに敗れたのがいい例です。日本が8大会連続の五輪出場を逃したとしても、不思議ではない状況です」