タイガー・ウッズは話題性と視聴率のための“客寄せパンダ” USGAが全米OPに特別招待する思惑

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 6月の全米OPは出場せず、7月の全英も通算9オーバー148位で予選落ち。昨年のメジャーはマスターズのみで途中棄権。今年のマスターズはどうにか予選は通ったものの通算16オーバー60位。もはや難コースのメジャーで優勝を争える力もなければ体でもない。

 そんなウッズをUSGAはなぜ全米OPに引っ張り出すのか。海外ゴルフ事情に詳しいゴルフライターの吉川英三郎氏がこう言う。

「4月のマスターズは最終日のテレビ視聴率が低く、直前に行われたバスケットボール全米大学選手権の女子決勝の半分以下でした。アイオワ大にクラークというスター選手がいたので今年は特別という見方もあるが、米国ゴルフ界にとってショックだったはずです。マスターズだけでなく、“5番目のメジャー”といわれるプレーヤーズ選手権の視聴率も昨年より約2割減です。ゴルフの将来に危機感を持っているUSGAが、話題性とテレビ視聴率などを考え、人気のあるウッズを招待したのでしょう」

 今月16日には全米プロ(ケンタッキー州・バルハラGC)が開幕する。成績次第では、「全米OPのウッズは客寄せパンダ」との声がツアー内からも聞こえてくるかもしれない。

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